ロート製薬、眼精疲労を緩和する「モアストレッチ錠」を全国発売

2010年11月06日 11:00

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長時間のパソコン作業などによって引き起こされる眼精疲労は、一般的に言われる「疲れ目」とは異なる。対処をするためには「モアストレッチ錠」などの内服薬が必要だ。

 ロート製薬<4527>は1日、8月2日より関西地区で先行販売を行っていた、眼精疲労対策のための内服薬「モアストレッチ錠」の全国販売を開始した。同商品は、医療用としても使用される血流改善成分「イノシトールヘキサニコチン酸エステル」を眼精疲労の内服薬に初めて配合。血管にダイレクトに働きかけて末梢血管を広げ、目の奥の血流を改善することで眼精疲労や筋肉痛、肩こりなどの症状を緩和する。

 長時間パソコンを使用して作業することなどによって起こる眼精疲労は、「疲れ目」の症状が進行し、肩こりや頭痛をはじめとした全身症状が現れている状態のことを言う。その対策として必要なのが、目薬だけでなく内服薬での対処である。しかし、同社が日ごろ目の疲れを感じている男女497人に対して行った独自調査によると、「眼精疲労対策として思いつく薬がない」と回答した人が約84%と、眼精疲労対策の内服薬の存在がほとんど認知されていない。一方、「眼精疲労の解決に特化した内服薬があれば飲んでみたい」と回答した人は2人に1人と、潜在的なニーズは高いものだと考えられる。

 そんな中、「モアストレッチ錠」はパウチタイプのパッケージを採用し、1日1回、2錠の服用で効果を発揮させるために成分を凝縮。さらに、50錠(25日分)入りの他、トライアルタイプの14錠(7日分)入りを同時に発売するなど、手に取りやすく、試しやすい工夫を加えることで、眼精疲労対策のための内服錠の市場拡大を狙っている。
(編集担当:上地智)