中国鳥インフルエンザで厚相に万全を指示 菅氏

2013年04月04日 23:08

 菅義偉官房長官は4日の記者会見で中国での鳥インフルエンザについて「厚生労働大臣に徹底的な情報収集、国民への情報提供に努めるなど、対応に万全を尽くすよう指示した」と語った。

 菅官房長官は「今後、厚生労働省、内閣官房、外務省など関係省庁で情報共有し、政府として一体的な対応に努めていく」とした。

 菅官房長官によると、中国での人での発症が確認された鳥インフルエンザは中国政府の発表で感染者は9名、そのうち3名が死亡しているとのこと。一方で、「人から人への感染は確認されていない」としている。

 外務省では中国・上海や周辺地域での滞在や渡航の場合には生きた鳥を扱う市場や家禽との接触を避ける。死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。手洗い、うがいにつとめ衛生管理を心がける。突然の発熱や咳など呼吸器感染症の症状が現れた場合には速やかに最寄の医療機関を受診することを呼びかけている。(編集担当:森高龍二)