抜本改革へ 自民はイニシアチブをと海江田氏

2013年04月04日 23:10

 自民は衆議院選挙での一票の格差是正を優先し、小選挙区での0増5減を先行させる考えだが、民主党の海江田万里代表は4日、こうした自民の姿勢をけん制。「自民党の石破茂幹事長の発言をきいていると、とにかく0増5減でお茶を濁し、その後については何も約束できないというような発言だ」と批判した。

 海江田代表はそのうえで「昨年11月の党首討論で当時の野田総理と安倍総裁が多くの国民の前で抜本的な政治改革についても今度の国会で必要な法改正を行うということを明言しているわけだから、0増5減というのではなく、抜本的な選挙制度の改正を是非、自民党にやってもらいたい」と強調。

 海江田代表は「抜本的な改革をやるために、自民党もしっかりイニシアチブをとって議論をもっと積極的にすすめてほしい」とより踏み込んだ対応をしてほしいと与野党間協議へのより積極的な働きかけを求めた。(編集担当:森高龍二)