山田養蜂場、宮脇昭氏を招いて植樹祭実施

2010年08月30日 11:00

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従業員、地域住民のみならず、全国からボランティアを募り、行われる植樹祭。毎回、多くの参加者が集まる。

 山田養蜂場は、宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)の指導の下、9月18日(土)に「第5回山田養蜂場植樹祭」を、岡山県津山市の同社敷地内にて実施する。当日は、同社従業員および地域住民、全国から集まるボランティア800人で14,000本を植える。

 山田養蜂場ではこれまで、砂漠化が進む内モンゴルや同社周辺で植樹活動を行ってきた。この活動は、宮脇氏が提唱する「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」を基に、その地域に昔から自生する木々(潜在植生)を植樹するというもの。海外活動としても、1998年よりネパールで、2004年より内モンゴルで、計約167万本の木々を植えてきた。

 国内での植樹祭は、2001年より過去4回実施。地域住民を中心にボランティアを募ることで、植樹活動を通じ、自然環境の保護や宮脇氏が掲げるふるさとの森づくりを浸透させていくことを目的としている。同活動により、現在までに約70,000本の植樹が完了。10メートルを超える高さまで育った樹木もあり、地道な活動により森が育っているという。

 同社は、この植樹活動のほか、太陽光パネルの設置や風力発電の導入など、地球環境に負担をかけない活動を積極的に実施。養蜂という、自然と密接な関係の中で活動を行う企業として、自然との共存の重要性を社会に広めていくことを目指し、今後も自然環境に配慮した活動に尽力していくとのことだ。
(編集担当:山下紗季)