ダイキンが、除菌率99&のエアコン発売

2010年07月26日 11:00

 ダイキン工業 <6367> はウイルスの活動を抑制する「高速ストリーマ」技術を搭載した業務用空気洗浄機「光クリエール」を10月25日より発売すると発表した。

 今や一般家庭のみならず医療や介護施設、学校など人が集まる様々な空間でのニーズが高まっている空気洗浄機。人が集まる公共機関での感染の危険度が高いといわれ、業務用途としても重要な役割を果たしている。そこで同社は菌やウイルスなどの活動を抑制する「高速ストリーマ」を独自で開発。2004年に世界で初めて実用化に成功した。これは、最も酸化分解力が高く、一般的な放電技術と比べて1000倍以上の酸化分解力があるといわれて、これまで家庭用空気洗浄機や店舗、オフィス、ルームエアコンなどに搭載してきた。

 今回発売する「光クリエール」は、1台で100平方メートルの除菌が可能となっている。ウイルスや菌に対し集中的に高速ストリーマを照射し、1時間で約99.9%除去する。また、脱臭機能も付いており、アンモニア濃度1.0ppmなら約15分で臭いを感じなくなる0.6ppmまで脱臭することができる。さらに、自動運転モードではホコリセンサーとニオイセンサーで空気の汚れを検知。6段階の風量調節を自動で行い、使用シーンに合わせて適度に活用可能だ。静音設計なので、学校や会議室などでも音が気になることがなく、省スペース化を実現した。

 同社は、今回の「光クリエール」の発売により、一般家庭から業務用途までより幅広い規模やニーズでの快適な空気環境の提案が期待できるとしている。
(編集担当:山下紗季)