してはいけないことに長期連用などを追記

2010年07月09日 11:00

 厚生労働省はコデインリン酸水和物やジヒドロコデインリン酸塩、リン酸ヒドロコデインセキサノールを含有する一般用鎮咳去痰薬(内用)の乱用を未然に防ぐため、医薬品に添付されている文書のうち、「医薬品の使用上の注意(してはいけないこと)」に「過剰服用・長期連用しないこと」を追記するとともに、できるだけ早く必要な措置をとるよう、都道府県行政担当官や日本製薬団体連合会など関係団体に要請。あわせて、医薬品の適正使用への啓発を求めている。

 これにあわせ、配置用家庭薬を扱う全国の配置販売業者らでつくる全国配置家庭薬協会では、当該医薬品については配置においての販売や授与の際に(1)必要最低限の配置にとどめること(2)効能・効果を十分に消費者に説明し、適正配置に努めること(3)用法や用量に関して服薬指導を十分に行うこと(4)高校生や中学生など若者の使用については過量服用や長期連用にならないように十分説明することの周知に努めている。また、「配置先が大量使用者や長期連用者と思われる場合には配置そのものを行わないこと」も求めている。
(編集担当:福角忠夫)