ヤマハ発動機、軽量・コンパクトな小型船外機2機種を発表

2010年07月07日 11:00

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ヤマハ発動機が開発した4ストローク船外機「F5A」と「F6C」は、パワフルなパフォーマンスはもとより軽量でコンパクト、さらには誰でも手軽に扱えるという、使いやすさも追求している。

 ヤマハ発動機 <7272> は、利便性を徹底追求した4ストロークの小型船外機を開発、2010年7月20日より「F5A」を、9月1日より「F6C」を発売する。

 FRP製やアルミ製の小型ボート、インフレータブルボートなどのレジャー用船舶の主機として使用される10馬力以下の小型船外機は、セイリングクルーザーの補助エンジンや大型ボートの予備エンジンとして、さらには沿岸漁業の小型漁船でも使われるなど、その使い勝手の良さから幅広い用途で活用されている。

 今回発売される小型船外機の両モデルは、新開発の4ストローク単気筒、139立方センチメートルエンジンを採用し、パワフルな機動力を発揮するほか、内蔵式燃料タンク(容量:1.1L)に加え、オプションで外付けの予備燃料タンクを使用することができることから、航続距離を大幅に伸ばすことが可能となった。さらに、ヤマハ船外機の特長である優れた防錆・防食・耐久性を保持し、細部にわたって利便性を追求した設計が施されたことから、軽量・コンパクトで、誰にでも手軽に扱える高い操作性を実現している。

 また環境面でも、ブローバイガス再燃焼方式を採用し、クリーン排気を実現することにより、日本舟艇工業会の自主規制値を満たしているほか、輸出仕様においても2010年EPA(米国環境保護庁)排ガス規制や、世界規模で厳しいとされる2008年CARB(カリフォルニア州大気資源局)の規制による基準値もクリアしている。

 なお、同社では、両モデルで年間合計800台の国内販売を見込んでいるという。
(編集担当:宮園奈美)