大手食品メーカーであるハウス食品 が、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表。売上高は1038億3100万円と前年同期比5.1%減、営業利益も46億5800万円と前年同期比41.7%減、経常損益は前年同期比34.8%減の54億5800万円となり、四半期純利益は前年同期比37.2%減の30億1400万円となっている。
長引くデフレ傾向が依然といて継続しており、厳しい環境に置かれている内需型の食関連業界。そんな中、同社のコア育成事業である海外事業は、進出各国において売上を拡大し、連結売上高も前年同期比109.3%と順調である。一方の国内は、昨年の震災特需による反動が大きく、香辛・調未加工食品事業の連結営業利益が前年同期比53.2%と急落。健康食品事業の連結営業利益も同52.8%となっており、海外事業の伸長だけでは補いきれなかった格好である。
当連結会計年度から第四次中期計画をスタートし、各事業における成長戦略の実現に向けた取組を進めているハウス食品であるが、連結業績予想を売上高で3.2%、営業利益で15.5%、経常利益13.0%、当期純利益15.4%をそれぞれ減少させており、暫くは厳しい状況が続きそうである。