三菱電機 は31日、平成25年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は1兆6,960億円(前年同期比2.7%減)、営業利益は896億円(前年同期比21.1%減)、税引前四半期純利益は727億円(前年同期比31.3%減)となり、当社株主に帰属する四半期純利益は436億(前年同期比37.3%減)となっている。
同社の経営環境は、米国の景気が引き続き底堅く推移してきた一方で、日本では生産・輸出に減速感がみられ、欧州及びアジアでは景気減速が継続したほか、対米ドル・対ユーロにおける円高が定着するなど、悪化が続いている。
そのような中、当四半期累計の連結売上高は、産業メカトロニクス部門、電子デバイス部門及び家庭電器部門の減収などにより、全体では前年同期比97%となっている。また、連結営業利益は、産業メカトロニクス部門、電子デバイス部門及び家庭電器部門の減益などにより、全体では前年同期比79%となった。
尚、通期での見通しは、売上高が対ユーロにおける円高の定着や世界経済の減速懸念などを背景に、産業メカトロニクス部門及び家庭電器部門などで下回る見込みにより下方修正しているが、利益は、前回予想値を据え置くという。