スカイマーク<9204>は30日、平成25年3月期第2四半期連結決算を発表した。売上高は46,281百万円(前年同期比16.4%増)、営業利益は6,676百万円(前年同期比26.8%減)、経常利益は5,472百万円(前年同期比31.4%減)、四半期純利益は2,960百万円(前年同期比33.7%減)となっている。
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は東日本大震災の影響による停滞から緩やかに持ち直しつつも、歴史的な円高や欧州債務危機に起因する金融不安の深刻化、新興国経済の減速など依然として先行き不透明な状況で推移している。航空業界においては、原油価格が依然として高水準で推移する中、国内LCCの本格参入が始まり旅客獲得競争が一段と激しくなっている。
このような経営環境のもと、同社は当第2四半期累計期間においてBoeing737-800型機を1機導入し合計27機での運航体制となった。また国内路線の拡充を図る一方で季節需要を考慮し那覇=宮古線を減便。旅客運送事業については、増便による提供座席数の増加(前年同期比34.4%増)及び旅客数の増加(前年同期比17.1%増)により事業収益は増加している。
また事業費は、運航便数の増加に伴う燃料関連費の増加(前年同期比38.8%増)を始め、整備費、航空機材費、空港管理費も便数の増加に概ね比例して増加し、結果として事業費総額は37,732百万円(前年同期比30.4%増)となっている。さらに。販売費及び一般管理費は、販売量の増加に伴う旅行代理店、クレジットカード会社及びコンビニエンスストアに対する支払手数料の増加、採用増に伴う人件費の増加、有形固定資産の増加による減価償却費の増加、本社移に伴う費用及び賃借料の増加等により、1,872百万円(前年同期比10.7%増)となった。