セーラー万年筆、朗読音声を楽しむ読書ペン「名作ふたたび」を新発売

2010年02月02日 11:00

 セーラー万年筆 <7992> は、文学作品を朗読音声で楽しむことができる読書ペン『名作ふたたび』を2010年2月6日から、全国の有力書店、百貨店、インターネットなどで発売する。

 読書ペン『名作ふたたび』は、本体内のSDカードに太宰治、森鴎外、宮沢賢治、芥川龍之介、夏目漱石など有名作家25人の100作品と、ピアノ演奏曲1作品の計101作品の朗読音声が収録。付属のガイドブック(作品解説書)で聴きたい作品のページを開き、スタート印にペン先を当てると、本体スピーカーから朗読の声が流れてくるという。

 書籍を持ち運ぶのが面倒などの理由で、若年層の間では読書離れが進んでいる。そのため昔ながらの名作に触れる機会が減っている昨今、付属のイヤホンを使用すれば、いつでもどこでも周りを気にせず鑑賞できる読書ペンの気軽さは注目を集めそうだ。また、細かい字が読みづらくなったといった年配層や、入院中などで読書時間が限られている人たち、海外生活で日本文学にも親しみたい人など、幅広い層のユーザーをターゲットにしている。

 さらに専門の朗読家による臨場感溢れる読み聞かせで名作の世界を表現しているので、文字を読むのとはまた違った味わいがあるのも面白い。

 万年筆業界の先駆者的存在の同社だが、最近ではロボット事業部にも力を注いでおり、今後も新たな分野を開発するなど、次世代に向けた様々な取り組みにまい進していく構えだ。
(編集担当:宮園奈美)