インド首相と夫人を公式実務賓客として招待へ

2013年05月14日 20:15

 菅義偉官房長官は14日、マンモハン・シン・インド首相と夫人を27日から30日まで公式実務訪問賓客として招待することを閣議決定したと発表した。

 菅官房長官は「政治・安全保障・経済を含む幅広い分野での両国間の戦略的グルーバル・パートナーシップを一段と深化・拡大させることを目指す」考えを述べた。

 菅官房長官はインドについて「わが国と自由・民主主義・基本的人権・法の支配といった基本的価値を共有する南アジアの大国で、近年、アジア太平洋への関心を大いに高めている」とした。また「中東から東アジアへのシーレーン上にあり、日本にとって戦略的にも重要な存在」との位置づけを語った。

 在日中に天皇皇后両陛下がインド首相と夫人に会われ、ご歓談される。また安倍晋三総理がインド首相と会談する。シン首相が日本を訪ねられるのは2010年10月以来になる。

 日印の貿易額はインドからの輸入が石油製品、鉄鉱石、ダイヤモンドなど5433億円(2011年)、インドへの輸出は一般機械や電気機器、鉄鋼製品、輸送用機器など8821億円にのぼっている。また、日本からのインドへの直接投資額は2228億円になっている。(編集担当:森高龍二)