菅義偉官房長官は20日の記者会見で「拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化はあり得ない」と改めて拉致問題解決に強い意欲を示した。安倍晋三総理も「安倍政権で解決したい」と強い意欲を示している。
菅官房長官は「北朝鮮に対しては対話と圧力の方針を貫き、国家の責任として、全ての拉致被害者の安全確保と即時帰国、拉致に関する真相究明、拉致実行犯の引渡し(が実現するよう)に全力を尽くす」とした。
また、国としてのこうした方針について、訪朝してきた「飯島勲内閣官房参与も十分理解している」と語った。
菅官房長官は飯島参与の訪朝は「まさに、拉致問題を安倍政権の手で何としても解決しようという強い責任感と決意を持ってのもの」とし「対話と圧力の中で、対話のドアは常にオープンにしているということを言い続けてきている」と述べた。
ただ、飯島参与はじめ政府関係者は訪朝の内容について一切明らかにしていない。(森高龍二)