「NECワーキングマザーサロン」の全国展開がスタート

2009年09月15日 11:00

 NEC <6701> は、産前・産後の女性の心と体をケアする活動を行っているNPO法人マドレボニータと恊働し、ワーキングマザーのネットワーク構築に向けて、「NECワーキングマザーサロン」の全国展開をスタートした。

 厚生労働省が発表した女性の2008年度育児休業取得率は、過去最大の90.6%になり、初めて9割を超えた。女性が、子育てしながら働くことが当たり前になりつつあるが、出産後、長期休業を取得した母親の社会復帰に対する不安は大きく、復職後も仕事と家庭の両立においてストレスを感じてしまうケースも増加していると言える。

 そこで、NECでは2007年度より、子どもを育てながら働く女性や、育児休暇中でいずれ再就職したいと考えている女性、また、将来的に仕事と子育てを両立させたいと考えている女性などを対象に、ワーキングマザーとして必要な「心と体の整え方」について学ぶことを目的とした独自プログラム「NECワーキングマザーサロン」を開催している。本年度からは、新たにプログラムの内容をリニュアルし、NPO法人マドレボニータと協力しながら、全国でワーキングマザー支援セミナーを実施していく。

 同社では今後も、地域の育児グループや、インターネット上での子育て中の母親のネットワークにとどまらず、働く女性のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を目指した全国ネットワークの構築を目指していく方針だ。
(編集担当:北尾準)