株価下落も「調整局面」 菅官房長官

2013年05月30日 19:15

 株価が日経平均で700円以上急落したことに対し、菅義偉官房長官は30日夕の記者会見でコメントは控えたいとしながらも(株価は)「調整局面」との認識を示し、一時的なもので、景気は持続的に回復しており、株価はゆるやかに上昇していくとの見方を示した。

 菅官房長官は「わが国の景気は着実に持ち直している」とし「冷静な対応が極めて重要」と語った。

 また菅官房長官は「3本の矢で早期のデフレ脱却と民需主導の持続的な経済成長を目指したい」と改めて強調した。

 菅官房長官は会見で「株価の上昇は極めて急ピッチだった。スピードがあまりにもあり過ぎたのではないか。通常1000円上がるのに1ヶ月程度だったのが、先週は1週間で1000円以上あがった。そういう意味で、調整が無い方がおかしい」とし、下落については調整局面のもので、実体経済にあわせて長期的には右肩あがりになっていくとの認識をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)