首都圏等の花粉対策3年でスギ100万本伐採

2009年06月15日 11:00

 林野庁は首都圏や京阪神エリアに飛来するスギ花粉の減少対策として、両エリアに広がるスギ林、約9万5000haを平成29年度までに半分にする取り組みを昨年度から始めているが、スギの伐採、広葉樹などへの植え替え作業を一層後押しするため、さきの補正予算で100億円を確保。今年度から23年度までの3年間で、100万本のスギを伐採し、少花粉スギや広葉樹への植え替えを図る。

 花粉の飛来を少なくするための対策は都道府県でも独自に取り組みを行っているが、こうした地方自治体の取り組みを後押しするとともに、林業経営活動の支援も含め、花粉の少ない森林づくりをすすめていきたい、としている。

 対象エリア(関東首都圏5万5000ha、京阪神近郊4万ha)のスギの森林所有者にはスギの伐採や植え替えへの協力金として1haあたり20万円を交付するほか、地元森林組合が立ち木の評価を行った上で、定額買い取りをしたり、伐採後の跡地への広葉樹などの植栽に一定額の支援を決めている。

 また、森林組合が森林所有者にスギの伐採を働きかけたり、伐採、搬出をする場合の支援や苗木生産者にも技術指導を、さらに、今回の伐採が木材市況に大きく影響しないよう、これを考慮した支援策も考えている、としている。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:福角忠夫)