熱中症が起こりやすい季節になった。財団法人日本気象協会が熱中症の危険度ランクをLEDランプとブザーで知らせる「携帯型熱中症計」を発売し、職場やスポーツ、日常生活での熱中症予防に役立てて、と利用を呼びかけている。商品は日本気象協会の各支社・支店、ネットショップで扱っており、1台1050円と手ごろ。
携帯型熱中症計はコンパクトで外出時に携帯しやすいストラップ付き。熱中症指標ランク(危険、厳重警戒、警戒、注意)をLEDランプとブザー(スイッチOFFも可能)で知らせる。電源を入れると気温と湿度を常に表示する。
熱中症は暑い環境で起こると思われがちだが、スポーツなど活動中に体内の筋肉から大量の熱が発生し、脱水などの影響で寒いとされる環境でも起こることがある。また、運動開始から比較的短時間(30分程度から)でも発症の可能性がある。
多量に汗をかいた時、塩分など電解質が入っていない水を補給した場合に起こりやすい。軽度では四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣が起こる。重症になると意識障害やおかしな言動、行動、過呼吸、ショック症状など様々な症状が重なり合って起こり、多臓器不全で死に至ることもある。
日本気性協会は「熱中症を発症するケースは、屋外・屋内を問わず様々で、ひとりひとり気をつけることが大切」としている。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:南)