ウエルシアホールディングス、平成24年8月期決算を発表

2012年10月16日 11:00

 ウエルシアホールディングス<3141>は15日、平成24年8月期決算を発表した。

 現在、ドラッグストア業界においては、異業種参入、業務・資本提携やM&A等の生き残りをかけた業界再編の動きが加速する中、消費の低迷、出店競争や価格競争の波を受け、業界を取り巻く環境は一段と厳しい状況となっている。

 このような状況下において、同社グループは「ドラッグ&調剤」を中心としたビジネスモデルの推進に注力するとともに、関東甲信越を地盤とするウエルシア関東と寺島薬局では販促政策の見直しを図り、Tポイントカードの移行導入を行うなど販促を強化に取り組むとともに、調剤部門の牽引に加え、ニーズに対応する商品戦略の推進に取り組んできた。

 その結果、昨年の震災特需の反動や花粉飛散量の減少による関連商品の販売不振の一部をカバーし、既存店売上高は好調に推移。当連結会計年度の売上高は、293,378百万円と前年同期と比べ22,562百万円(8.3%)の増収となった。利益面については、営業利益は11,488百万円と前年同期と比べ623百万円(5.7%)の増益、経常利益は12,292百万円と前年同期と比べ902百万円(7.9%)の増益、当期純利益は5,899百万円と前年同期と比べ1,355百万円(29.8%)の増益となっている。