近いうちと重く受け止めるの認識表明あるべき

2012年10月16日 11:00

 自民党の石破茂幹事長は15日、17分間にわたって行われた民自公3党の幹事長会談を終えての記者会見で「国会を開くにあたっては環境整備が必要と申し上げた」と語るとともに「参議院で行われた問責決議の効力は今の国会においても有効である」とした。

 石破幹事長は幹事長会談で、総理が8月8日の党首会談で述べた近いうちに国民に信を問うとした近いうちということ、問責決議されたことを重く受け止めるとしたことについて、総理がどのように考えているのか、この2点についての認識の表明があるべきだと伝えたとした。

 また石破幹事長は「公明党の井上義久幹事長からは社会保障と税の一体改革については3党が成立させたのであり、3党が責任を負わねばならない。また、近いうちに国民に信を問うとした総理の発言は重く、2ヶ月経過した現在、(総選挙での投票が)年を越すということはありえない。そのことを確認したいとの旨の発言があった」などと紹介した。

 そのうえで、石破幹事長は「輿石幹事長が野田総理と協議したうえで、我々の指摘に対する答えを18日の幹事長会談において提示されると認識している」と語った。(編集担当:森高龍二)