タイ人の日本への観光 夏までにピザ免除

2013年06月12日 08:39

 政府はASEAN諸国からの観光客のピザについて、タイやマレーシアの人が日本に旅行する際、ピザを免除するなどの措置を夏までに行うほか、政府全体で日本ブランドの海外発信を行うことやアジアでナンバー1の国際会議開催国としての地位を不動のものにするなど魅力あふれる観光立国の実現へ一層取り組んでいくことを決めた。

 安倍晋三総理が11日の観光立国推進閣僚会議のあいさつの中で語ったもので、タイの人に対してはひとつのピザで何度でも入国可能な数次ピザの発給が昨年6月から行われてきたが、さらに入国を緩和する。

 また、ベトナム、フィリピン向けは数次ピザ化、インドネシア向けの数次ピザ化の滞在期間の延長も夏までに実施することが総理から語られた。

 安倍総理は「史上初めての訪日外国人旅行者1000万人を達成し、さらに2000万人を目指していくため、このアクション・プログラムを直ちに実行していく」とするとともに、「わが国の経済成長や地域活性化のため、世界中の多くの方に美しい日本を直接体験いただけるよう関係閣僚の協力をお願いしたい」と実効があがるよう協力を要請した。

 政府は一定の要件を満たした外国人の長期滞在を可能にする制度の導入についても検討していく方針だ。(編集担当:森高龍二)