自民党の石破茂幹事長は11日の記者会見で「終盤国会では法案処理に全力をあげたい」と衆議院小選挙区での0増5減の具体化への「区割り法案」など、重要法案の成立に全力をあげる考えを示した。
野党は衆議院予算委員会での2日間の集中審議を求めているが、これへの対応について、幹事長としては「ここで集中審議をやるということと、残り法案の可能な限りの成立を期すということを考えた時に、国会の責務というのは残された法案の成立に全力をあげるということの方が優先するのではないか」と法案優先を強調した。
また、民主党の高木義明国対委員長が「自民党は集中審議をしたくない。安倍総理を出したくないからだ。安倍隠しが露骨に出始めている」と批判したことに、石破幹事長は名指しこそしなかったが「甚だしきに至っては、総理の登場を控えているのではないかというような批判もあるが、それは全く当を得ていないものだと思う」とけん制した。(編集担当:森高龍二)