ガス衣類乾燥機 無償点検 松下電器産業

2008年09月11日 11:00

 松下電器産業は、ドラムが過熱して、乾燥中の衣類の一部が焦げる事故が起きたことを受け、1997年3月から1999年11月に製造した「ガス衣類乾燥機」計4機種5万1513台を無償点検し、誤作動を防ぐ部品を取り付ける作業を始めた。

 対象機種は(1)松下電器産業・NH-G40A3 5223台、(2)東京ガス・MA-040C-S 4万3086台、(3)大阪ガス・60-017 1668台、(4)東邦ガス・LAD-4F 1536台。

 問い合わせは、松下電器産業・0120-870-696、東京ガス・0120-486-522、大阪ガス・0120-0-94817、東邦ガスは松下電器産業で対応・0120-870-696。

 同社は乾燥中の衣類の一部が焦げる事故発生原因について、衣類乾燥中に発生する静電気のノイズにより、機器に搭載しているマイコンが誤作動し、ドラムの回転が停止しているのに、約3分間燃焼し、ドラムが過熱したため、と説明している。

 同社によると、2007年2月以降、これまでに7件発生。火傷等の人的被害を含め、機器外への被害は発生していない、という。