地球温暖化防止に向けてライトアップ施設などの消灯を呼びかけた「CO2削減、ライトダウンキャンペーン」の結果、一般世帯が1日当りに排出するCO2の量に換算して、6万4000世帯分の排出削減ができたことが環境省のまとめで分かった。
洞爺湖サミットもあり、ことしは全国的な関心と協力への態勢ができたこともあり、6月21日午後8時から10時までのライトダウンには全国7万3542施設が協力参加。これにより449トンのCO2排出削減が図れたという。また、7月7日(同時間帯)には7万6395施設で消灯が実施され、476トンのCO2削減ができたとしている。
この結果、2日間の合計では925トンの削減が図れ、参加した施設の数は14万9937と、2007年(6万3138)に比べ倍増していた。主な施設ではさっぽろテレビ塔、成田国際空港第1、第2旅客ターミナル、東京タワー、東京ドーム、名古屋城、京都タワー、東大寺、通天閣、明石海峡大橋、岡山城、平和記念公園、瀬戸大橋、関門橋、高知城、熊本城、首里城などがある。