根本復興大臣 幹部職員問題に謝罪

2013年06月14日 21:19

 根本匠復興大臣は14日、復興庁幹部職員のツイッターでの発言について「復興を担当する幹部職員として、あるまじき不適切なもので、内閣の方針とは全く異なる」と職員の発言内容を厳しく批判するとともに、政府方針にも異なると明確にしたうえで「被災者、国民に政府全体の復興に取り組む姿勢を疑わせることになったことは残念であり、深くお詫び申し上げます」と被災者や国民に詫びた。

 根本大臣は「これを機会に復興庁の全職員に対し、改めて被災地に寄り添い、誠心誠意、仕事に打ち込むよう訓示した」とし「わたしを先頭に、復興庁が一丸となって、真心を原点に、復興の加速化に全力を尽くしていく」と復興政策のリーダーとしての役割を果たす決意を示した。

 この問題は被災者支援法の担当をしていた復興庁参事官が自身のツイッターで「左翼のクソども」などと公務員としての資質を疑わせる書き込みをし、被災者支援団体などを中傷したもので、問題発覚を受けて、復興庁は被災者支援担当から、この参事官を外した。復興庁では法に基づく処分も検討するもようだが、幹部職員にこうした思考の持ち主がいることは、根本から公務員としてのあり様への再教育が必要なのではないかとの怒りの声も出ている。(編集担当:森高龍二)