山武は米国BioVigilant Systems(バイオビジラントシステムズ)社の製品「リアルタイム細菌センサ IMD(TM)(アイエムディー)」の日本国内での販売契約を同社と締結したと7月1日、発表した。
IMDは、医薬品研究・製造施設等の無菌化を必要とするバイオクリーンルーム向けの製品。従来は1~2週間を費やしていた細菌計測が、IMDを対象エリアに設置するだけで、空気中を浮遊する微生物(細菌・真菌)数を簡便にリアルタイムで自動計測、画面表示できる。また、試薬、前処理等が不要。管理値を超える細菌・真菌を検知した場合には画面での警報表示ができ、ほかに、前後の周辺環境の映像記録もできる。
同社は「今後、医薬品研究・製造業界に積極販売し、初年度2億円、3年後10億円の売上を目指す」という。販売は今秋から。基本価格は1台1000万円。