20代の3人に2人 近隣住人に興味なし

2008年06月11日 11:00

 戸建ての持ち家の人は6割以上が近所付き合いをしており、逆にマンションなどの集合住宅に住む人は近隣の住人に興味を持っていない。特に、20代では3人に2人が近隣住民に興味なし、との調査結果がでた。

 これは、アイシェアが今年5月27日から29日に無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に行ったもので、有効回答数は474人(20代11・6%、30代49・4%、40代27・8%、その他11・2%)。回答者の居住形態は「持ち家・一戸建て」が44・1%。「持ち家・マンション」が14・1%。「賃貸・マンション」19・6%。「賃貸・アパート」17・1%。「賃貸・一戸建て」3・4%。

 近所付き合いがあるとしたのは、「持ち家(一戸建て)」では63・2%、「賃貸(一戸建て)」では37・5%、「持ち家(マンション)」では28・4%、「賃貸(アパート)」では12・3%、「賃貸(マンション)」では9・7%と、集合住宅に比べ一戸建ての方が近所付き合いをしている割合が高かった。また、「どんな人が住んでいるか知らない」は賃貸(マンション)」では51・6%、「賃貸(アパート)」では43・2%と集合住宅での近所付き合いの薄さが伺える結果となった。

 「近所にどんな人が住んでいるか興味はあるか」では、「持ち家(一戸建て)」では、51・7%が「ある」と回答していたが、それ以外はいずれも半数以上が「ない」と回答していた。特に「賃貸・マンション」では69・9%が興味なしという結果だった。

 世代別では20代が65・5%、30代が55・6%、40代が53・8%と若い世代ほど近所への関心は低かった。

 「隣人のトラブルや、トラブルに巻き込まれる事件に対してどう感じるか?」では、「大いに不安を感じている」は16・7%、「不安を感じている」は57・8%と、年代、居住形態に関わらず7割以上が不安を感じている。

 自宅に監視カメラを付けて携帯などで監視できるようにすることについては、「興味があるが付けていない」が半数を超えた。「すでに監視している」は「持ち家(一戸建て)」で7・2%と他に比べ高めとなっていた。