天然ガス自動車用燃料 7月から値上げ

2008年06月10日 11:00

 東京ガスは、天然ガススタンドで販売している天然ガス自動車用燃料(CNG、圧縮天然ガス)の価格を7月分の請求から1立方メートルあたり一律、4・87円(税込)引き上げる。

 新価格は5000立方メートル未満では1立方メートルあたり96・78円。5000立方メートル以上1万立方メートル未満では94・68円。1万立方メートル以上~ 2万立方メートル未満は92・58円。2万立方メートル以上~ 3万立方メートル未満では90・48円など(税込)。

 「近年の原油価格高騰の影響でCNGの主原料であるLNG(液化天然ガス)価格も高水準で推移しており、今年4月にCNG価格を引き上げさせていただきましたが、その後もLNG価格の高騰が続いています」と価格引き上げに至った経緯を説明している。

 日本ガス協会による、3月31日現在の天然ガス自動車の普及台数は全国で3万4203台。車種別ではトラック1万5387台、軽自動車7284台、小型貨物車4416台などとなっている。地域別では関東が全体の約半数となる46・5%を占め、次いで近畿26・1%、東海・北陸14・7%、北海道4・3%、九州4・1%、中国・四国3・1%、東北1・1%。