内閣改造 話題にもなってない 菅官房長官

2013年06月21日 08:08

 内閣改造が秋にもあるのではと思わせるような発言が閣僚の講演の中であったことに対し、菅義偉官房長官は20日、「政府内で(内閣改造など)全く検討されていない」と一蹴した。「話題にもなっていない」と付け加えた。

 菅官房長官は「(閣僚の)発言は、具体的なことは全く含んでいない発言だったと思う」とし「われわれは、この国会をしっかり乗り切ることだと思っている。安倍政権が掲げている日本経済の再生、東日本大震災からの復興、危機管理の徹底など、こうしたものを内閣一丸となって取り組んでいるところなので、内閣改造までまったく検討にも、話題にもなっていないということだ」と語った。

 また、国会議員の定数削減については「ぎりぎりまで努力してほしいというのが、政府の今の見解だ」と述べた。

 20日午前中の衆議院選挙制度改革各党実務者協議では議論がまとまらなかった。民主党の細野豪志幹事長は「かりに、この通常国会中に定数削減ができないのであれば、次の国会が始まるまでの間に結論を出すというのは当然」とした。「それすらのめないというのは無期限先延ばしになるので、合意することはできない」と結論を得る期限を定めて協議を重ねるべきとの考えを示した。その期限については次期国会までとしている。(編集担当:森高龍二)