住友ゴムグループのSRIハイブリッドはリサイクル性を高めた新しいロングパイル人工芝を開発した。5月23日から27日まで神戸市立中央体育館で開かれる「環境フェア in KOBE」(官民連携)と6月3日から6日まで東京ビッグサイトで開かれる「2008 NEW環境展」に、実物を展示する。
従来のロングパイル人工芝は、廃棄物として処理されることが一般的だったが、新開発のリサイクル型ロングパイル人工芝の充填物は砂やゴムチップではなく、人工芝と同じ素材で出来た充填物を使用しているため、抜き取ればそのまま再利用することができる。
また、一部が芝の中に残っても、同じ素材であるため、芝と一緒に再加工し、再度充填物として再生することができる利点がある。
さらに、すでに施工されている人工芝の上に積層し、既存品を緩衝層として活用することもでき、既存品を廃棄する必要がなくなる。また、充填物の形状や硬さなどが自由に設計でき、従来よりはるかに柔軟な特別注文にも応じられ、各種競技に最適なプレー性能を持ったグランドが造れるとしている。