今年5月に横浜市内で開催される第4回アフリカ開発会議を前に、同会議の親善大使に就任している女優の鶴田真由さんがケニアと南部スーダンの視察のため、3月27日、ケニアへ向かった。日程は4月5日まで。
ケニアではナイロビを中心に、現地の邦人企業やNGO、青年海外協力隊の活動などを視察する予定で、南部スーダンではジュバを訪問し、我が国NGOの活動を視察することになっている。
ケニアは面積が日本の約1・5倍、人口は3510万人(2006年)、スワヒリ語と英語が使用されている。1963年にイギリスから独立した。外務省の資料によると「比較的工業化が進んでいるものの、コーヒー、茶、園芸作物などの農産物生産を中心とする農業国で、農業がGDPの約25%、労働人口の約60%を占めている」という。今年2月現在、在留邦人は591人。在日のケニア人は2003年12月末登録で409人になっている。
スーダンは面積日本の約7倍あり、アフリカ大陸最大の国、人口は3623万人(2006年)。アラビア語が公用語になっている。巨額の対外累積債務(約230億ドル)を抱え、南北内戦・自然災害等による国内避難民(約400万人)などによる経済困難から、アメリカ、スウェーデン、オランダ、カナダ、ドイツが主要援助国になっている。
今年2月に同会議の親善大使に就任した際には「昨年、番組の取材でマリを訪問するなど、アフリカを訪問した経験があり、この縁で今回、親善大使を依頼して頂いたと思います。アフリカについてそれほど詳しいわけではありませんが、この機会に自分自身としてもアフリカについて勉強したい、広報に尽力していきたい」と抱負を語っていた。
(写真は今年2月13日に高村外務大臣から親善大使の委嘱状を受ける鶴田さん)