菅義偉官房長官は27日の記者会見で、豪州が日本の調査捕鯨について国際法違反だとして国際司法裁判所に提訴している裁判に「自信を持っている」とし「法廷でしっかり主張していきたい」と日本政府としての考えをしっかり訴えていく考えを語った。
日本の南極での調査捕鯨については日本政府代理人の鶴岡公二外務審議官が「国際捕鯨取締条約に基づいた合法的な科学調査である」とするとともに「豪州がいう、日本の調査捕鯨の実態が商業捕鯨で、国際捕鯨委員会で取り決められた商業捕鯨モラトリアムに違反するとの主張は認められない」との考えを示している。
また、裁判には「外務省、水産庁の専門家、国内外の専門家を結集し、万全の準備と体制を整備し作業してきたので、自信を持って臨みたい」との考えも26日表明していた。(編集担当:森高龍二)