菅元代表への対応 次回常任幹事会に持ち越しへ

2013年07月25日 09:07

 民主党は24日開いた常任幹事会で、菅直人元代表と鳩山由紀夫元代表の処分について、結論を次回の常任幹事会に持ち越した。この日は菅元代表の除籍提案について反対意見がでるなどしたため、結論が引き出せず、海江田万里代表と細野豪志幹事長が整理したうえで、次回に提案することになった。

 菅元代表はさきの参院選東京選挙区で民主党とは別の候補の応援演説したことが反党行為だとして処分対象にあがっている。24日は海江田代表が菅元代表に離党を求めたもようだが、菅元代表は応援した候補の政策は党の政策と大差ないとして、離党の必要を認めなかったという。

 また、鳩山元代表はすでに離党しており、細野幹事長は「すでに離党している人にどのような処分が可能なのか」検討していく必要を示したとされる。

 なお、この日の幹事会で海江田代表は参院選での獲得議席が17議席にとどまったことを詫びるとともに「党改革が道半ばであることを改めて強く感じた」とし、「党再起にむけた地道な努力を続けていかなければならない」と語ったという。(編集担当:森高龍二)

 海江田代表は「アベノミクスは早晩行くづまる」との認識を示したうえで「安倍政権の経済・雇用政策にしっかり対峙し、対案を出していく」と野党として存在感を示していきたいとの思いもうかがわせた。(編集担当:森高龍二)