衆院選、都議選、そして参院選と惨敗が続く民主党。23日、細野豪志幹事長は鳩山由紀夫、菅直人両元代表の処分と参院選総括を8月中に終え辞任する考えを示した。幹事長辞任はこの2点を条件に海江田万里代表が了解したとしている。
鳩山元代表は今年5月末に離党しているため、細野幹事長は「すでに党籍のない人にどんな処分ができるのか判断が難しい。何ができるのか検討している」とした。
また菅元代表については「役員会でかなり厳しい声があがった」と述べた。「あすの常任幹事会で提起したい」意向。
処分理由については、菅元代表が参院選東京選挙区で公認を取り消した無所属候補を支援し、応援演説を行うなどしたため、これらが反党行為にあたるというもの。役員会で批判が相次いだという。
また鳩山元代表については、鳩山元代表が中国側から尖閣諸島を日本が盗んだと思われても仕方ないなどの発言をしたことが民主党にとって逆風になったというもので、何らかの処分を検討すべきとの方針が出されたという。(編集担当:森高龍二)