エイジングケアの重要サポーターである導入美容液の存在

2012年09月19日 11:00

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ロート製薬が同社のエイジングスキンケアブランド「episteme(エピステーム)」から「エピステーム Cインチャージブースター」を発売した。

 富士経済の調べによると、2009年度は120億円であった導入美容液が2012年度には167億円の売り上げが見込まれるほど伸長している。そのなかでも、カウンセリングブランド・百貨店ブランドの中心価格帯(5000~10000円)の化粧品を中心に商品が増えているようだ。

 一般的に導入美容液とはケアの一番最初に使う美容液で、洗顔後、乾いた肌にさっと潤いを与え、肌を整えることで、後からつける化粧水やクリームなどの効果を高める働きが期待できるという。

 現在、様々な導入美容液を各社開発、発売しているがミストタイプでは、2009年より発売されているランコムの「ジェニフィック」が先駆者的存在と言えるだろう。同商品は透明なテクスチャーで、肌の奥まで作用し、若さの再活性化をサポートするという。また、新日本製薬の「ラフィネ イオンチャージ」は肌表面が通常プラスに帯電していることに着目。磁石のN極とS極が引き付け合うように、プラス帯電した肌表面にマイナス帯電したイオンチャージのカプセルが引き付けられるため、化粧水や美容液などの潤いが角質層へ浸透しやすくなるようだ。化粧水タイプとしては、ドクターケイの「ケイカクテルVローション」の支持が高い。3種のビタミンC、12種類のビタミン類とヒアルロン酸、2種のコラーゲンを配合することで、肌の保水維持を高め、ハリ・弾力がアップした肌に仕上げることを目指す。

 また9月1日には、ロート製薬が同社のエイジングスキンケアブランド「episteme(エピステーム)」から「エピステーム Cインチャージブースター」を発売した。

 製薬会社の先進的技術を駆使し、世界で初めて整肌成分PQQ(ピロロキノリンキノン)を配合した美容液「エピステーム Cデュアルエナジー」は現在、「episteme(エピステーム)」シリーズの中でも高い美容意識を備えた女性たちを中心に注目を集め、リピート率の高い商品になっている。さらに今回は肌への浸透を考え、同社独自の高浸透技術「シュートソームR」を応用した、PQQ(ピロロキノリンキノン)配合の導入美容液の開発に成功したという。

 年齢を重ねていくうちに、「今までと同じ保湿ケアをしても乾燥が気になる」「ツヤが無くなってきた」という声が多く寄せられる。このような加齢によるうるおいの低下に着目し、この状態を同社は「エイジングドライ」と定義づけ、角質層の深部まで届いてうるおいを与え、みずみずしさに満ちたツヤ肌へと導く導入美容液「エピステーム Cインチャージブースター」を誕生させたという。

 どんなに効果が高い美容品を使用してそれらの成分が肌の奥へ浸透しなければ何の意味もない。この導入美容液の位置付けは、加齢を重ねるとともに、女性にとって重要になってくることは間違いないだろう。