出光興産など4社がEV向け充電サービスを拡大

2012年09月05日 11:00

 出光興産、コスモ石油、JX日鉱日石エネルギー、昭和シェル石油は、4社が共同で展開しているサービスステーション(以下、「SS」)における電気自動車(以下、「EV」)向け充電サービス「EVサービスステーションネットワーク(以下、「EVSSネットワーク」)」において、2012年10月よりジャパンチャージネットワークとEV充電会員の相互乗り入れを開始する。

 2012年1月にEV充電会員の相互乗り入れサービスを開始したEVSSネットワークは、首都圏を中心とした28ヶ所(2012年8月末時点)のSSで共通のロゴマークを掲示し、会員制(有償)の急速充電を含むEV向けサービス事業を行っている。今般のジャパンチャージネットワーク社との相互乗り入れにより、各社の会員には、SSだけではなく、カーディーラー、高速道路、空港、コンビニエンスストア、ファミリーレストランなどでの急速充電が可能となり、充電ネットワークは2013年3月末までに国内最大規模となる50ヶ所(EVSSネットワーク28ヶ所、ジャパンチャージネットワーク22ヶ所)へ順次拡大していく予定。また、共通ウェブサイトによる充電器の位置・満空情報の提供、メールによる充電完了通知などのサービスを利用できる。

 EV車両の増加とともに、重要性が増すEV向け充電サービスステーションの存在。4社はEVSSネットワークでの取り組みを通じ、EV向け充電サービス事業のビジネス性の検証をさらに推進、エネルギー供給拠点の担い手として「次世代のSSづくり」「SSのさらなる利便性向上」を模索しつつ、取り組んでいく方針だ。