自衛隊活動に重大な影響ない範囲で予算執行抑制

2012年09月05日 11:00

 財源確保のための公債特例法案の成立が難航しているため、森本敏防衛大臣は4日の記者会見で「一般会計の財源が大変厳しい状態になる」として「総理や財務大臣からも一般会計の経費の支払いの緊急性をよく点検して、予算執行を抑制するように指示があった」と語った。

 そのうえで「安全保障、治安等、緊急性の高い外交、災害関係等の経費については精査をした上で必要があるものについては対象から除外するという方向で作業が進んでいる」と語った。

 森本防衛大臣は「自衛隊の活動に重大な影響が及ぶということは、できるだけ避けつつも、その他の予算については政府全体として予算執行の抑制をできるだけ図るために防衛省としても協力する」とし、自衛隊活動に重大な影響が出ない範囲で予算執行抑制を図るとした。(編集担当:森高龍二)