親孝行のために就職 中国は日本の2倍

2012年08月02日 11:00

 ドゥ・ハウスの調べで中国の大学生らの8割以上が就職先を選ぶポイントに「収入」を上げているのに対し、日本の大学生らは「業務内容」を重視していることが分かった。また、就職しようと思った理由は中国の大学生らは「親孝行のため」が目立ったが、日本の大学生らに目立ったのは「みんなが就職するから」だった。親孝行のために就職するは中国は日本の2倍となり、日中大学生の就職意識の違いが浮かんでいた。

 これは7月に日本と中国の18歳~28歳の短大生・大学生・大学院生(日本147人、中国上海・北京など在住の200人)を対象に実施。その結果、就職先を選ぶポイントでは、「収入が高い」が中国では83.0%だったのに、日本では32.7%と50%の開きが出た。また、同社では「中国の方が上昇志向を感じられる」としている。

 また、就職しようと思った理由では中国の学生が「親孝行のため」との回答が42.5%あったのに対し、日本は21.1%にとどまった。一方、日本では「みんなが就職するから、自然な流れで」就職としたのが24.5%。中国は3.5%で就職目的でも大きな違いが出ていた。(編集担当:森高龍二)