札幌市議会議員で自民党・市民会議所属の金子快之議員が「アイヌ民族なんて、今はもういない」とツイッターに書き込んだ意識について、民主党の大畠章宏幹事長は２１日、「政治家としてこのような見方をすること自体驚いた」と問題提起するとともに「民主党としてはさまざまな文化や歴史、考え方が違う方々とともにお互い認め合って共生していくことが大事だと思っている」と強調した。
大畠幹事長は「次世代に継承できる共生社会の実現に向けて、今回の札幌市議会議員の発言は看過できない。この札幌市議会議員も、もう一度現実を直視し、共生社会を目指すという意識になってほしい」と語った。
大畠幹事長は経済についての受け止めを語り「アベノミクスによる円安・株高の効果は中小企業や地方経済へは波及せず、円安による物価上昇で苦しんでいるのが現状」と述べ、「８・９月の集中行動などを通じて安倍政権の実態を国民の皆さんに訴えていく」と述べた。
また臨時国会にむけた姿勢で「地域経済を立ち上げるためにはグリーン、ライフ、農業といった民主党政権時代の経済成長戦略に盛り込んだ『地域に影響力のある対策』を取るべきと強く求めていきたい」と力を込めた。（編集担当：森高龍二）
