原子力安全・保安院は関西電力美浜原発2号炉の高経年化技術評価書(運転開始から60年の運転期間を仮定して評価)の審査を行い、評価に基づき長期保守管理方針に係わる保安規程の変更を認可したと19日発表した。
あわせて、今回の認可が原発の運転再開や今後10年間の運転延長を認めるものではないこと、運転年数を40年で制限する新制度の運用が始まれば、今回の高経年技術評価の結果にかかわらず、新制度の適用を受けることも付け加えた。
一方、関西電力では「美浜2号機の今後の運転方針については国のエネルギー政策の議論や核原料物質、核燃料物質、原子炉規制に関する法律(原子炉等規制法)の改正に伴う関係法令の動向などを踏まえて検討していきたい」としている。(編集担当:森高龍二)