近年、消費マインドの冷え込みなどもあり、化粧品市場は飽和状態で横ばいでの推移が続く中、年齢に応じたハリ・潤いをケアするエイジングケア市場は102%と堅調に推移。中でも、エイジングケアマスクは102%と好調となっている。富士経済によると、現在、エイジングケア市場ではマスクとクリームが3割を占め、一般的なスキンケア市場(1割)よりもマスク、クリームの構成比が高いことが特長だという。
そのような中、各社、様々なエイジングケア用のマスクが登場している。ロート製薬 は、機能性化粧品の先駆けとなるObagiブランドから、ハリ・弾力に重要なコラーゲンやエラスチンに着目した濃密マスク「オバジ ダーマエラスティックX コンセントレイトマスク」を発売、好評を得ている。同製品は「エラスプロTM」を新配合したオバジ独自の「ダーマダブルTMX処方」を採用。一度の使用でふっくらとうるおう集中ケア用の濃厚な、業界でも珍しいクリーム入りのマスクとなっている。
また、ファンケルからは美容液とリフトアップシートで Wアプローチする「エイジングケアマスク」が登場。コクのある美容液を含ませた厚みのあるシートで年齢サインをケア。伸びの良いリフトアップシートが密着して肌を引き上げながら美容成分を集中的に与え、ふっくらとした見違えるようなハリと弾力満ちる肌を実感できる。さらにSK-Ⅱからはエイジングケア用として「スキン シグネチャー 3Dリディファイニングマスク」が登場。13種類の天然成分で調合された香りによりリラックス効果が臨めるという。
「美魔女」ブームなどをみても分かる通り、女性の美意識の高まりは一過性のブームではなく、浸透してきているようだ。「いつまでも美しくありたい」そう願うのは女性の本能だといえるのではないだろうか。今後も綺麗に年齢を重ねていと願う30・40・50代以上の女性が増え続けて行くことは確実で、エイジングケア製品の活況は継続するものと考えられる。(編集担当:宮園奈美)