藤村修前官房長官は26日、記者会見し、午前の最後の閣議で内閣総辞職をしたと伝えるとともに、野田総理の談話を閣議決定したと語った。
藤村氏は「482日の野田内閣であった」とし「大震災からの復旧・復興、福島原発事故災害との戦い、日本経済の再生に全力で取り組んできた」とした。
藤村氏は「日米同盟の立て直し、エネルギー資源の確保など、野田内閣としての成果を挙げてきたと思う。社会保障と税の一体改革での法案の成立、社会保障制度のための国民会議の設置など、次の世代に引き継いでいくための道筋を野田内閣でしっかり取り付けることができた。決める政治を一歩、二歩前進させて、走り続けてきた482日間だった」と語った。
また「新内閣の下で、さまざまな課題について、適正に進めて頂きたいと思う」と期待した。
藤村氏は27日にも帰阪し、地元関係者らと今後について相談する予定のほか「ライフワークとして続けているあしなが運動、25年あまりにわたって携わっている日本とブラジルとの交流など、これらのことを年末年始にゆっくり考えながら、今後のことを展望したい」と語った。(編集担当:森高龍二)