臨時国会が26日召集され、衆参ともに第96代内閣総理大臣に自民党の安倍晋三総裁を選出した。安倍氏は総理官邸で組閣に入り、今夜、安倍内閣を発足させる。
安倍総理はさきの退陣以来5年3ヶ月ぶりの首相返り咲きで、退陣した総理が返り咲くのは吉田茂元首相以来、現行憲法下では2人目になる。
この日は衆議院本会議の首相指名選挙で自民党の安倍総裁が投票総数478票のうち、328票を得た。内訳は安倍氏328票、海江田万里氏57票、石原慎太郎氏54票、渡辺喜美氏18票、志位和夫氏8票、森ゆうこ氏7票、福島瑞穂氏2票、自見庄三郎氏1票、無効票3票だった。
同じく参議院本会議での首相指名選挙では安倍氏が107票と1回目の選挙で過半数(118票)を得られなかったことから、2位の海江田氏(87票)との間で決選投票となり、その結果、安倍氏が107票で海江田氏(96票)を破り、参議院でも安倍氏が選出された。無効票1、白票30票だった。(編集担当:森高龍二)