公明党の山口那津男代表は4日、党の新春幹部会であいさつし、特に中国との関係について「中国や日本が果たす役割は世界の中で極めて大きい」と語り「小さい出来事で両国の関係が妨げられているとすれば世界にとって好ましいことではない」とするとともに「日中の関係が良好なものになることが世界の繁栄と安定につながっていくということは間違いない」と語った。そのうえで「政治家が交流の扉を開いていかねばならない」とした。
また、この1年について「政権交代が新しい時代をつくる。そして、蓄えていたエネルギーをしっかり国民のために使っていく。そういう1年にしたい。また、あらぬ方向に行かぬよう公明党が果たす役割は大きい」と語った。右傾化を懸念する世論に応えたものとみられる。
このほか、山口代表は震災に伴う被災者の期待に応えるための政策、防災・減災ニューディール政策などを推進していかねばならないと語った。(編集担当:森高龍二)