外務省は岸田文雄外務大臣とヨルダンのナーセル・ジュデ外務大臣が5日午後5時15分から電話会談した内容について概要発表した。両国外相は「緊密に連携し、両国の関係強化へ取り組む」ことを確認したとしている。
電話会談で岸田外相は「ムアーズ・カサースバ大尉が擬装国家イスラム国(ISIL)により無残に焼殺されたことを知り大きな憤りを覚えている。御家族に日本政府及び日本国民を代表し衷心より哀悼の誠を捧げ心からお悔やみを申し上げる」と伝えたあと「日本はヨルダンと共にある。ヨルダン政府及び国民の皆様に対し心からの連帯を表する」と伝えたとしている。
また、岸田外相は「テロには断じて屈してはならない。我が国は貴国を始め国際社会と連携しつつ人道支援を更に拡充し、テロとの闘いを進める国際社会において責任を毅然として果たしていく」考えを示し「地域の平和と安定に向けてジュデ外務大臣と引き続き緊密に連携していきたい」と連携強化の意思を伝えた。
これに対し、ジュデ外務大臣からも「日本の人道支援等に感謝する。引き続き岸田外務大臣と緊密に連携し両国の関係強化に取り組んでいく」旨、返ってきたとしている。(編集担当:森高龍二)