シリアでの邦人へのテロ行為に対する非難決議が5日、衆議院本会議で、全会一致で行われた。内外にテロを断じて許さない強い意志を示している。またヨルダンなどに感謝の意を表した。
非難決議は「ISIL(擬装国家・イスラム国)がシリアで邦人2人に対し、非道・卑劣極まりない行為を行ったことを強く非難する」としたうえで「テロ行為はいかなる理由や目的によっても正当化されない」としている。
そのうえで「我が国と国民は決してテロ行為を許さない姿勢を今後も堅持することを表明する」とし、テロに対する強い姿勢を明確に示している。
また、「中東・アフリカ諸国に対する人道支援を拡充し、国連安保理決議に基づいてテロの脅威に直面する国際社会との連携を強め、取り組みを一層強化するよう政府に要請する」としている。
このほか、国内と国外邦人の安全確保に万全の対策を講ずるように要請しているほか、邦人拘束事件でヨルダンや関係各国の協力に感謝の意を表明した。(編集担当:森高龍二)