菅義偉官房長官は３日開いた「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」で「我が国をめぐるテロの未然防止、海外邦人の安全確保対策について関係省庁で議論し、関係省庁連携の上、全力を挙げて取り組むことを再確認した」と語った。
もの中で、菅官房長官は「推進本部では今回の邦人殺害事件を受けて、我が国におけるテロの脅威が現実なものであるということを改めて認識した」と述べるとともに「非道、卑劣極まりないテロは絶対に起こさせないという決意の下で、関係省庁連携の上、全力挙げて取り組む」と述べた。
これまでにも、テロ資金対策や原発などに対するテロの未然防止策、国際組織犯罪などについてその現状や対策をテーマに議論を重ねているが、一層、連携強化し、特に海外邦人の安全確保対策について議論を深めていく。
また、外務省は３日、中根一幸外務大臣政務官を座長とする外務省内関係部局をメンバーとする「在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム」を立ち上げた。（編集担当：森高龍二）
