安倍晋三総理はヨルダン軍のパイロットが擬装国家「イスラム国」により焼殺されたことに対し、4日、イスラム国の残虐なテロ行為に対し「大きな憤りを覚える」と強く非難したうえで「日本政府及び日本国民を代表し、衷心より哀悼の誠を捧げ、心からお悔やみを申し上げる」とし「この困難な時に日本はヨルダンと共にある」との声明を発表した。
安倍総理は「非道、卑劣極まりないテロ行為に、強い怒りを覚える。許しがたい暴挙を、断固非難する」とした。
そのうえで「テロには断じて屈してはならない」とし「我が国は国際社会と連携しつつ、人道支援を更に拡充し、テロとの闘いを進める国際社会において、その責任を毅然として果たしていく」と改めて、避難民や難民に対する食糧、医療などの人道支援を拡充していく姿勢を示した。
また、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「ヨルダン軍パイロットのムアーズ・アル・カサースバ中尉が焼殺されたと見られる映像がインターネット上に配信され、ヨルダン政府がこれを確認したことを受け、安倍総理のメッセージを発表した」と語った。
菅官房長官はテロ防止へ「諸外国を含めて様々な(テロの)事例や教訓を踏まえながら、情報収集、分析の強化、水際対策の徹底、重要施設の警備など、しっかり対応していく」と語った。(編集担当:森高龍二)