自民党副幹事長の河野太郎衆議院議員は7日、2020年の東京オリンピック誘致が失敗した場合には「国立競技場の建て替え計画は白紙にすべき」との考えを明らかにした。
河野副幹事長がブログで明らかにしたところによると、7日午後3時から開かれた党の政調・文部科学部会で国立競技場の建て替えが議論され、文部科学省からは「オリンピックが誘致されなかったとき、ラグビーや女子サッカーのW杯があるとの答弁があった」としている。
河野副幹事長は「さきのサッカーのW杯で建てた競技場のその後の稼働率の提出を求めた」ことを示すとともに、そのうえで「オリンピック誘致失敗なら計画は白紙にすべき」と断言する。
新国立競技場は現在の国立競技場本体を解体し、新築する計画で、2014年7月から着工し、2019年3月末の完成を目指すとしている。2019年の日本での開催が決定しているラグビーワールドカップの会場にする予定のほか、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが決定すればメインスタジアムにする計画になっている。(編集担当:森高龍二)