今春高校を卒業予定で就職を希望する学生の就職内定率は昨年11月末現在で75.8%と前年同期に比べ2.7ポイント増えた。
厚生労働省のまとめによると求職者は約17万5000人で前年同期より2.7ポイント増加。これに対して求人数は約20万7000人と11.2ポイント増加し、求人倍率は1.18倍と前年同期に比べ0.09ポイント増えた。
就職が内定したのは約13万3000人で前年同期に比べ6.6ポイント多かった。
地域別では北陸が前年同期に比べ1.1ポイント低くなっているものの、86.6%の内定率で最も高く、東海(82.9%)、山陽(80.4%)と続いた。一方、内定率が最も低い地域は北海道で前年同期に比べ8.8ポイント上回っているが60.6%と全国平均より15ポイント低く、就職の厳しさをうかがわせた。京浜エリアも64.4%と前年同期より2.8ポイント良くなったが6割台になっていた。そのほかは7割以上の内定率になっていた。
厚生労働省と文部科学省、経済産業省は連携して中堅・中小企業を軸とした就職面接会の開催など支援策を18日から強化しており「1人でも多く就職できるように努めたい」(厚生労働省)考えだ。(編集担当:森高龍二)