みんなの党の渡辺喜美代表は28日、安倍総理の所信表明演説の内容について「内閣支持率も好調のようだし、演説も滑らかだった」としたうえで「日米同盟を強くする会談をオバマ米大統領と行うというのであれば、TPP交渉に参加すると(日米首脳会談で)是非、言うべきだ」と語った。
渡辺代表は「自民党内の抵抗勢力からの抵抗は当然あるかと思うが、そういった抵抗を撥ね退けて、国内の改革を進めると同時に、中国との緊張関係についても、多角的な勢力均衡体制をアジアにおいてつくっていくことにもなる」とTPP交渉参加についての外交効果についても認識を示した。
また、「第一次安倍内閣では公務員の制度改革に重きが置かれていた。あの当時の改革精神はどこにいってしまったのか」と公務員制度改革が今回の所信表明に入っていなかったことについて辛口の切り込みをした。そのうえで、渡辺代表は、この点についても、国会質疑の中で質していきたいと語った。(編集担当:森高龍二)